看護師等養成所の教員への道
看護師等養成所の教員(看護教員)を専任教員と言います。
専任教員の種類
専任教員には、次のような種類があります。
専任教員になることのできる者について
『看護師等養成所の運営に関する指導ガイドライン』の「第5 教員等に関する事項」を基に説明します。
看護師等養成所の専任教員となることのできる者とは
以下の１．または２．３．の条件を満たすものであること
- 保健師、助産師又は看護師として一つの業務に３年以上従事した者で、大学において教育の本質・目標、心身の発達と学習の過程、教育の方法・技術及び教科教育法に関する科目のうちから、合計４単位以上 （以下「教育に関する科目」という） を履修して卒業したもの又は大学院において教育に関する科目を履修した者
- 保健師、助産師又は看護師として５年以上業務に従事した者
- 専任教員として必要な研修を修了した者又は看護師の教育に関し、これと同等以上の学識経験を有すると認められる者
専任教員として必要な研修とは
- 厚生労働省が認定した専任教員養成講習会
委託実施したもの及び厚生労働省が認定した看護教員養成講習会を含む。） - 旧厚生労働省看護研修研究センターの看護教員養成課程
- 国立保健医療科学院の専攻課程
（平成14年度及び平成15年度旧国立公衆衛生院の専攻課程看護コースを含む）
及び専門課程地域保健福祉分野（平成16年度）
専任教員として必要な研修について
- 専任教員養成講習会として、都道府県等が主催しています。
- eラーニングやオンラインを活用しての講座がありますので、時間と経済的な負担の軽減が可能です。
保健師養成所の専任教員となることのできる者とは
以下の１．または２．３．の条件を満たすものであること
- 保健師として３年以上業務に従事した者で、大学において「教育に関する科目」を履修して卒業したもの
又は大学院において「教育に関する科目」を履修した者 - 保健師として５年以上業務に従事した者
- 「専任教員として必要な研修」を修了した者
又は保健師の教育に関しこれと同等以上の学識経験を有すると認められる者
助産師養成所の専任教員となることのできる者とは
以下の１．または２．３．の条件を満たすものであること
- 助産師として３年以上業務に従事した者で、大学において「教育に関する科目」を履修して卒業した者
又は大学院において「教育に関する科目」を履修した者 - 助産師として５年以上業務に従事した者
- 「専任教員として必要な研修」を修了した者
又は助産師の教育に関し、これと同等以上の学識経験を有すると認められる者
准看護師養成所の専任教員となることのできる者とは
以下の１．または２．３．の条件を満たすものであること
- 保健師、助産師又は看護師として一つの業務に３年以上従事した者で、大学において「教育に関する科目」を履修して卒業した者
又は大学院において「教育に関する科目」を履修した者 - 保健師、助産師又は看護師として５年以上業務に従事した者
- 「専任教員として必要な研修」を修了した者
又は准看護師の教育に関し、これと同等以上の学識経験を有すると認められる者
実習指導教員について
- 実習施設等で学生の指導にあたる看護職員を「実習指導教員」といいます。
- 実習指導教員は
保健師養成所にあっては保健師、
助産師養成所にあっては助産師、
看護師養成所にあっては保健師、助産師、看護師、
准看護師養成所にあっては保健師、助産師、看護師または准看護師
とし、3年以上当該資格の業務に従事した者であること。
専任教員の仕事内容
- 講義
- 実習指導
- 生活指導
- 研究指導
- 就職活動の支援
- 国家試験対策支援
- 研究活動
など
専任教員の魅力
看護師になるために必要な「看護の心」「思いやり」等を看護師である教員が伝え、学生と共に育てます。
学生が成長するその瞬間を共有し、教員である自分も成長することができます。
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これから専任教員を目指したい方や、実習指導を担当していて専任教員の教育活動に興味関心がある方を
対象に、看護教員インターンシップ事業をお勧めします。
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